リングの裏抜きアリと無しのメリットとデメリットは?
使う地金が減る分、価格を抑えることができますが、程度によっては指あたりがわるくなることもあります。
リングの裏抜きとは
リングの裏抜きとは、リングの裏側の地金を削ることです。裏抜きをしているジュエリーもあれば、裏抜きをしていないものもあり、それぞれメリットとデメリットがあるので、それを踏まえて検討することが大切です。
裏抜きのメリット
裏抜きのメリットは、まずリングの価格が抑えられるということです。リングの価格を決めるのは、デザインやブランド、使っているストーンの価格などですが、それに加えて地金の原価も関係してきます。特にプラチナなどはその時の相場にもよりますが、1gあたり4000円前後するため、少しでも使う量を少なくすることで、原価を抑えることができるのです。その結果同じ程度の宝石を使った指輪でも、裏抜きしていないリングよりも安く販売することが可能になります。
また、裏抜きをすることで、指の肉を逃がすことができ、摩擦も減ることからリングをつけるときにスムーズにつけられるというメリットもあります、裏抜きの程度にもよりますが、指輪が指に入らないのが心配、という人は、裏抜きしてあるほうが安心かもしれません。また、指輪全体の重さが軽くなることで、付け心地が良くなるという人もいます。
裏抜きのデメリット
裏抜きをすると裏に凹凸ができるため、付けた時の指あたりが悪くなる、というケースがあります。さらに、指輪の重量が軽くなることで、つけていて楽で快適だという人がいる一方で、軽すぎて重厚感がない、安っぽく感じられる、という人もいます。指輪は、太くしっかりしたリングのほうが当然強度も高く丈夫です。裏抜きをすると、そのぶん指輪そのものの強度が落ちるので、力を入れた時に歪んだりすることもあり得ます。また、裏側に凹凸ができることで、汚れが溜まりやすくなるのもデメリットのひとつでしょう。
まとめ
裏抜きをすると、そのぶん指輪が軽くなり、使う地金も減りますから、価格を抑えることができます。これが裏抜きの最大のメリットといえるでしょう。とはいえ、地金を減らしすぎると、強度が下がったり、見た目が貧相になってしまうので、そのあたりのバランスをよく見ることも大切です。しっかり作られた指輪であれば、裏抜きをしているほうがお得になります。