見た目ではよくわからない。プラチナリングとホワイトゴールドリングの違いとその特徴は?
プラチナとホワイトゴールドは全く違った種類の金属です
プラチナはより白く明るい銀色、ホワイトゴールドは黒っぽく重厚感ある銀色
プラチナもホワイトゴールドも貴金属であり、高級なアクセサリーによく使われるものです。見た目は非常に似ているので素人が見た目だけで判断するのは無理かもしれませがこの二つは全く違う金属です。
金属としての違い
プラチナと金は、構成する元素も全く違う別の金属です。どちらもジュエリーにするときは100%のプラチナや金だと柔らかすぎるため、プラチナは10%、ホワイトゴールドは純金に25%程度別の金属を配合してあります。純金はいわゆるゴールドと呼ばれる黄色っぽい輝きを放つ金属ですが、これに銀色に見えるようにパラジウムなどを混合したものがホワイトゴールドになるのです。
価格の違い
金は歴史が長く古来よりジュエリーに使われる金属として世界中で愛されてきました。日本での結婚指輪の需要は高度成長期の頃よりプラチナ製品が人気で、金製品に比べると高価な時期が続いていました。しかし2020年を過ぎた頃より金の資産価値が世界中で見直され、1gあたり10,000円を超えるほど高騰しています。そのためプラチナ製品も金製品も同じぐらいの価格、デザインによっては金製品の方が高価になりつつあります。
耐久性の違い
プラチナは、金に比べるとかなり柔らかい素材です。別の金属を混ぜて耐久性を高めているとはいえ、それでも金に比べると柔らかいと言わざるを得ません。指輪をはめた状態で力の加わる作業などを行うと、指輪が歪んでしまう可能性もあります。金も特別硬い金属というわけではありませんが、プラチナに比べるとかなり硬いのでそれほど簡単に歪んだりする心配はありません。しかし結婚指輪は常に身につけて長い年月お使いになるので、10年後、20年後、30年後…どうしても傷がついたり変形することは避けることができません。
まとめ
一見見分けのつきにくいプラチナとホワイトゴールドですがこれらは全く別の金属です。プラチナはより白く明るい銀色のためブライダルリングに人気の素材となっていあます。