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【本店限定】象嵌作家・塩島俊彦の世界展 6/18(日)・19(月)

本店限定

象嵌作家・塩島俊彦の世界展

2023年6月18日(日)・19日(月)

 

ヨーロッパ発祥の貴重な宝飾技法の数々を現代に蘇らせた象嵌作家・塩島敏彦氏。

彼の手掛けた素晴らしい宝飾品を一堂に集めた展示会を6月18日(日)・19日(月)の2日間限定で開催します。

 

塩島氏が現代によみがえらせた技法について説明します。

 

まずは『Pique(ピクウェ)』

ピクウェは、16世紀頃フランスで発達。その後イギリスに渡り19世紀のヴィクトリア時代に大きく華開きましたが、130年程前に技術が途絶えて以降、幻の技法と呼ばれていました。
塩島氏により再現されたピクウェは、鼈甲や蝶貝などの有機素材に純金・純プラチナを嵌め込む特殊な象嵌技法を用いています。また独自の技術開発による多彩な表現を可能とし、完成度においてもまたデザインの斬新さにおいても、当時のピクウェを凌ぐものといえます。

 

続いては『IVORY CARVING(アイボリーカーヴィング)』

アイボリー・カーヴィングとは象牙彫刻のこと。象牙は切削性がよく靭性に富んでいるので、カメオや透かし細工など非常に細かい彫刻を施すことができますが、卓越した彫刻技術と想像以上の手間ひまが要求されます。現在アイボリー・カーヴィングの宝飾品を製作している作家はヨーロッパを含めても塩島氏以外にほとんどいません。象牙素材が入手困難になったこともありますが、技術とコストのリスクが非常に大きい事が理由になっているようです。

 

どちらの技法にも使われている「象牙」や、ピクウェに使用われている「鼈甲」はワシントン条約で制限があるます。

またピクウェに使用われている「蝶貝」も昨今の地球環境の変化などにより高品質なものが少なくなりつつあります。

今後、せっかく技法が再現されても材料の枯渇により作ることが叶わなくなることが考えられます。

塩島氏の作品はすべて1点物。

作品との出会いは一期一会です。

ぜひこのをお見逃しなく。

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